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第09回 大宰府巡り】

 第9回目の「九州周遊建築散歩」は、1100年の歴史を持つ大宰府天満宮の周辺の散策を行います。
 今回は、九州国立博物館(仮称)の竣工前ということもあり、現場見学を行います。建築家菊竹清訓の最新作の現場が見れるすばらしい機会だと思います。
 まだまだ寒い日が続きますが、梅はもう満開だと思います。散歩のつもりで気楽に参加してみませんか?

(ポスターより抜粋:ポスターはこちらから


 当日西鉄大宰府駅前集合。今回はお子さん2名も入れて総勢12名と、かなり大人数になりました。

 さて今回の最初の見学地は、東京・奈良に続き2005年10月に開館する九州国立博物館です。
 第7回建築散歩(久留米探索)でも取り上げた、九州出身の菊竹清訓の作品で、独特な形とさわやかな青色が印象的な建物です。事前に見学ツアーとして申し込んでいたので他の方々とバスに乗り込み、現場へと向かいました。残念ながら工事中のため内部には入れませんでしたが、ダブルスキンや床冷暖房のお話を聞くことができました。


       建物側面                 ダブルスキン詳細

 その後バスで駅前に戻り、食事タイムを取り、今度は大宰府天満宮へ。
 参道の途中で梅ヶ枝餅をお店の中庭で食べるなど、道草をしながら天満宮に向かいます。途中にある重要文化財の志賀社などを見ながら天満宮に到着。有名なとび梅は満開ではありませんでしたが、さすがにきれいです(すみません、写真はありません)。建物自体はそれほど特徴はないと思いますが、学問の神様菅原道真公にあやかるために一生懸命お参りをしました。



 志賀社                    天満宮裏    


 お約束のお参りをした後、参道を戻り今度は光明善寺へ。
 一般には苔寺として親しまれています。苔で陸を、石を配して”光”の文字を描いた石庭がありますが、そのきれいなこと。残念ながら紅葉やシャクナゲの時期ではありませんでしたが、その庭の美しさに見とれて参加メンバーはなかなか次の目的地へ移動しようとはしません。大宰府にきたら是非この光明善寺に立ち寄ってください。おすすめです。


   光明善寺の石庭                  部屋から庭を眺める  


 次に戒壇院、観世音寺と回ります。
 さすがに歴史が深い大宰府には重要文化財を含め良いものがたくさん残っています。時間があまりなくてじっくりは見れませんでしたが、散歩をかねて散策するにはとてもよい環境だと思います。


戒壇院


 最後に大宰府政庁跡に向かいます。
 奈良・平安時代を通して、九州を治めていた役所跡です。その規模は平城京、平安京に次ぐ大きなものだったそうで、門や回廊、周辺の役所跡等が整備された公園となっています。皆さんかなりお疲れでしたが、子供たちはおおはしゃぎ。門や回廊の跡地といっても束石が残っている程度なので、子供たちにとっては(大人にとっても)広場のようなものです。今度は子供たちがなかなか帰ろうとしません…


大宰府政庁跡


 そして福岡に向かい、いつものように飲み会へと突入するのですが今回のレポートはこの辺で終わりにしようと思います。皆様どうもお疲れ様でした。

 (つつみ)


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