小森江〜門司
江戸・明治・大正の香りが残る
この道をフラフラと...
実は
小森江駅 初めて降りましたw
小森江駅を降りると
変な盛り上がりが目に入ります
関門トンネルの通風孔(写真撮るの忘れた...)
<つつみ注:もちろん撮ってます 左はかまぼこ形通気口 右はドーム型?>
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さてさて本題
1800年代後期に神戸八大貿易商の一つとして知られた鈴木商店
そんな神戸の貿易商が北九州門司に工場群を作ったんですね
日本セメント(太平洋セメント)
帝国麦酒(サッポロビール)
日本製粉
大里製糖(関門製糖)
などなど
それが今に残る
門司大里地区の赤煉瓦群なわけです
日本セメントは解体が決まっていて
なかなか入らせてもらえないのですが
今回は日本製粉+大里製糖あたりを
管理している不動産屋さん&関門製糖さんのご協力により
見学させていただきましたw
まずは旧日本製粉
だだっぴろいところにポツンと3つの倉庫があります
手前には煉瓦造6階建ての旧日本製粉の工場があったのですが
2004年に解体されました
解体後の地面にには
煉瓦とコンクリートの混じった瓦礫が残るばかり
そんな中 保存する方向で残っている海っぺりの3つの倉庫
さすがに中には入れてもらえませんでした...(´・ω・`)ガッカリ・・・
1910年に建てられたこの倉庫
今となってはかぼちゃと共存しつつ
活用されるのを待っております
そして
この日本製粉の敷地内には
台風の直撃に合い倒れてしまったにもかかわらず
今も元気に花を咲かせる桜の木があります
今は倒れないように補強され管理されています
ご利益があるといって見にくる人たちもいるとか...
ちなみに絵本にもなっています
そしてこっちは現在ニッカウィスキーの倉庫として
現在も活躍中のモノ
時間の関係上スルー...
旧日本製粉を後にしてお隣の旧大里製糖へ
こっちは現在も関門製糖の工場として現役稼動中です
北九州の人はよく使ってる
薔薇印の砂糖を作っているところでございます
煉瓦の建物からベルトコンベアが出てるあたりが
なんとも不思議な風景w
何故か魚釣り禁止の看板が...w
かなりの煉瓦建物が現役で
明治末期に建てられてほぼそのままです
そんな関門製糖の敷地内に
旧門司税関大里仮置場詰所があります
ここは現在は運送会社の事務所として使われています
鈴木商店用の税関みたいなものだったのでしょうね
どれだけデカイ商社だったかというのが伺えます
こちらもさすがに仕事中ということで
中には入れてもらえませんでしたが
こういう建物の中で普通に仕事してるっていうのがステキです
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鈴木商店の過去の栄光を見た後は
長崎街道 大里宿を通って
旧サッポロビール工場跡の赤煉瓦プレイスへ
大里宿 初めて歩いてみました
関門製糖から赤煉瓦プレイスまでのちょっとした道のり
古い家の跡の横には鉱滓煉瓦の塀...
普通の街並みの中に普通に煉瓦造の建物があったりします
コレも現役稼動している倉庫です
そして
赤煉瓦の門柱と鉱滓煉瓦の塀
そして今も残る肥前屋脇本陣跡...
古い木造住宅と煉瓦建築
煉瓦造+木造といったもの
海からお寺へ続く参道
古くから祭られている神社
多く残されている煉瓦の塀
住宅の歴史が垣間見れる
江戸と明治が共存する町でございましたw
(080121 かん)