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第03回 発電所巡り】

 ご存知のように発電所には、火力・水力・原子力ばかりでなく、風力や地熱力など様々な発電の形態があります。
 第3回目の「九州周遊建築散歩」は、生活に欠かせない電気を生み出す発電所が面白そうだと言うことで、九州北部にある様々な発電所を巡ることにしました。
 今回は2泊3日で温泉なども楽しみながら見学をしたいと思います。散歩のつもりで気楽に参加してみませんか?


(ポスターより抜粋:ポスターはこちらから


 

 8月1日、第3回目の「九州周遊建築散歩」はようやく抜けるような晴天。これから3日間、温泉やキャンプもかねての建築散歩ということで気合が入ります。なお、本来玄海の原子力発電所の見学を予定していましたが、遠いということで今回はパスすることになりました。

 さて、今回はかわいいお子さん2名を含め計8人で見学することになりました。今回の建築散歩の出発地は北九州市の若松北海岸にある風力発電所です。1500kWの風力発電機10基が海岸線に沿って建ち並んでいる姿は壮観です。ここでは風力発電の可能性についてお話を伺いました。


10基の風力発電機(反射して見にくい・・・)

 次に近くにある電源開発(株)若松総合事業所で、石炭ガス化燃料電池複合発電をはじめ風力発電、生ごみ処理などエネルギーや環境に対する様々な実験についての説明を受けました。特に石炭をガス化し燃料電池に利用するという興味深い技術開発についてのお話は、とても勉強になりました。


石炭ガス化燃料電池複合発電          これも風力発電     

 見学が終わると2人は予定があるため帰ってしまいましたが、ここからは6人で大分県の湯坪温泉に向かい、7時ごろにようやく御宿泉水に到着。食事後ゆっくりと温泉に入り建築散歩の初日は終わりました。やっぱり温泉は最高です。

***

 建築散歩2日目は湯坪温泉の近くにある九州電力八丁原地熱発電所出の見学からスタート。一般の見学される方と一緒に、なかなか見ることの出来ない地熱発電の中を見学させていただきました。さすが有名な温泉地が近くに沢山あるだけあって、地熱発電には最適な場所のようです。


八丁原地熱発電所見学風景

 次に近くにあの有名な黒川温泉があるということで、直行。到着後食事をしてからお宿のし湯にて温泉を楽しみました。これでは建築散歩なのか温泉散歩なのか主催者にもよくわかりません。

 その後、1人を追加し2日目の宿泊地である三日月の滝公園でバーベQ。途中で大雨が降ってきたため大変でしたが、コテージだったので雨の影響も少なく、十分楽しむことが出来ました。ちなみにここにも温泉がありましたので入浴しました。

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 建築散歩3日目、最終日は九州自動車道にのり大分県の臼杵に向かいました。ここには石像で始めて国宝になった臼杵石仏があり、大分に行ったら是非見ておきたいと思った主催者が、無理やり行程に組んでいました。しかしさすが国宝だけあって、岩壁にいくつも彫られた石仏群はすばらしく、見る価値が十分あると思います。


 ホキ石仏第一群                      山王山石仏

 それから同じ九州自動車道を戻り、宇佐に移動。ここには八幡様の本拠地である宇佐神宮があります。この宇佐神宮は伊勢神宮に並ぶ重要かつ神聖な神社であり、皇族でさえ御輿のままではなく歩いて参拝しなければならなかったそうです。なお、本殿は国宝になっています。


宇佐独特の形を持つ鳥居               「皇族下乗」の立札     

 全国に4万余りある八幡様の総本宮だけあって、数多く点在している神社はどれも質が高く、この宇佐神社が日本の歴史の中で重要な位置を占めていたことが体感できます。なお、参道から上宮へ登る石段の途中に夫婦石というのがあり、その石を見つけだして夫婦共に両足で踏むと、夫婦円満になるとのことです。


  上宮に向かう参道          上宮正面(この奥に本殿)

 ということで、2泊3日の建築散歩はこれにて終了。建築散歩3回目にして2泊3日の見学ができるのなら次回は海外かも?と思いつつ福岡に辿り着いたときには既に夜中でした。

(つつみ)


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