3.聴力保護具の遮音性能
聴力保護具の遮音性能は、構造、材料等によって異なりさらに着用者の耳にどれだけぴったり合うかで決まる。いろいろな聴力保護具の遮音性能の例を図1に示す。
同じ形式の耳せんであっても耳に良く適合すかしないかで、その遮音性能が変化する例を図2示す。
同図によると、適合の良否による遮音量の差は約10dBであり、また耳に合わない場合の遮音量のばらつきは非常に大きくなることが分る。
聴力保護具の遮音性能はJIST8161(防音保護具)に規定されいる。
同規格の遮音性能の試験方法は、正常な聴力をもつ10人の被検者について、耳せんを装着したときと裸耳のときと最小可聴値の差をスピーカを用いた規定の音源によって、求め、その平均値をもって、その耳せんの遮音値とする。
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