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第23回 建築散歩(博物+美術)館】

 第23回目の「九州周遊建築散歩」は,北九州市内の文化施設の中でもお勧めできる2つの館「いのちのたび博物館」と「北九州市立美術館」を中心に散策します. 今回散策する施設の大多数は既に建築散歩で見学していますが,博物館や美術館は何度行っても新しい発見があります.勉強やアルバイトも大切ですが,たまには文化的な休みもいいものです.散歩のつもりで気楽に参加してみませんか? (ポスターより抜粋:ポスターはこちらから



今回の建築散歩,まずは大学集合.
この日の天候は雨時々曇りでした.車移動が最適??な一日でした.
ということで,最初の目的地,北九州市立美術館には車で移動.


北九州市立美術館の外観                


美術館から見える風景(曇り空...)

この美術館の設計者は大分出身の著名な建築家,磯崎新です.
本館はグリッドを基調にしたデザインで、ファサードから二本の筒が飛び出し,左右に比翼が伸びたユニークな形をしています.またロケーションとしては小倉,戸畑、八幡の三区にまたがる丘の上にあり,臨海工業地帯と市街を見下ろす場所にあります.(ポスターより抜粋)





同内観

ちょうど見学に行った日に,日英交流150周年&北九州市制45周年を記念して「英国ヴィクトリア朝絵画の巨匠―ジョン・エヴァレット・ミレイ展」を開催していました.
最高峰の芸術・美術というものに触れると一瞬で魅了されてしまい,夢中になり,時間というものを忘れてしまいます.要注意です!!


次に向かった場所は,いのちのたび博物館です.
北九州市立の3つの博物館(自然史、歴史、考古)がー体となり2002年に誕生したこの博物館は,個人的に北九州で一番,時間をかけて楽しめる・勉強できる場所ではないかと思っています.
いつ行っても,何度行っても楽しい場所です.





博物館内観

博物館内は,開放的な展示スペースになっており,来館者がゆっくり展示物を堪能できるような内観となっています.
今回は内観の写真ばかりですが,外観も素敵な建物です.


最終目的地に向かう前に,ちょっと休憩・・・ステキな,素敵なアイスクリーム屋さんです.
詳しくは,こちらを見てください


そして,今回の散歩の最終目的地の元銭湯です.
こちらの元銭湯は,日本を代表する建築家・村野藤吾が手掛けたと思われる元銭湯です.







元銭湯外観

今日の散歩では,こちらの建物の中には入ることはできませんでした.残念・・・.
外観からの情報では,基本的にブロックとRCで出来ているようです.また,所々,タイルが貼られていました.よく見れば,村野っぽさを感じる気がします.
しかし,使われなくなってから,時間と共にだいぶ傷んでいる様子です.これも残念・・・.
ここは,銭湯以外にも学童保育クラブに使われていたのでしょうか?

今回の建築散歩は以上です.美術館と博物館という文化的・歴史的に貴重なものを取り扱っている場所に行き,日常では感じられない感性を磨く,良い刺激を受ける,というのはとても良いことだと思います.
また,未だ世に知られていない村野藤吾の作品と思われる建築物に,全国に先駆けて触れることが出来たことがとてもうれしい経験でした.
いつもの日常に良い刺激が加えられる建築散歩は本当にいいですね.
参加してくださった皆様ありがとうございました.お疲れ様でした.


                                        (080629 おおの)



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