フライアッシュ外割混合コンクリートにおけるフライアッシュの強度寄与に関する研究
卒論 坂本(2007年)

 

研究目的

本研究はフライアッシュ外割混合コンクリートにおいてフライアッシュの強度寄与を明ら
かにすることを目的とし、水セメント比を変化させて20℃水中養生下、40℃気中養生下における力学性状を実験により確認した。

 

研究結果


(1)材齢28 日のフライアッシュ外割混合コンクリート中のフライアッシュは圧縮強度に対し40℃気中養生下の方が20℃水中養生下よりも比較的高い強度寄与を示し、寄与の程度は水セメント比が大きくなる程高くなる。(図1)

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(2)材齢28日のフライアッシュ外割混合コンクリート中のフライアッシュは静弾性係数に対し40℃気中養生下が20℃水中養生下よりも比較的高い寄与を示し、水セメント比に関わらず高い寄与が期待できる。(図2)

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(3)材齢28 日のフライアッシュ外割混合コンクリート中のフライアッシュは割裂引張強度に対し40℃気中養生下の方が20℃水中養生下よりも比較的寄与が大きく水セメント比45%以上で高い寄与を示した。

(4)本実験の範囲内においてフライアッシュ外割混合コンクリートの圧縮強度と静弾性係数の関係は建築学会1991 基準式及びRC構造計算規準式よりも高域側に分布し、養生条件によらず、概ねRC 構造計算規準式で評価できる。(図4)

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