目的

本研究は,石炭灰を大量に外割混合したコンクリートの強度発現性状および高耐久性状を利用して,比較的低品質な再生骨材が高強度領域での構造用コンクリートに使用可能となるよう,単位水量,単位セメント量を固定し,水結合材比を変化させて強度性状,変形性状に関する実験を行った.

 

■研究結果

RN(再生粗骨材,再生再骨材),RR(再生粗,再骨材)調合による石炭灰の大量外割混合では,NN-0(普通粗,細骨材)と同等の圧縮強度のコンクリートをつくることができることを確認した.
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         図1.材齢3日圧縮強度                  図2.材齢28日圧縮強度
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         図3.材齢56日圧縮強度

圧縮強度と静弾性係数の関係では,RN,NN調合の大半が建築学会式,NEW-RC式の安全側に分布しており,RR調合のコンクリートは圧縮強度が60N/mm^2を超えると静弾性係数の値はNEW-RC式上に分布する.
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