フライアッシュを大量に外割混合して高強度領域のコンクリートを製造し,圧縮強度,静弾性係数,割裂引張強度を測定することによって,その強度性状の確認を行う.
①静弾性係数については,石炭灰外割混合のものの方がどの材齢においても大きな値を示した.
②高強度領域において石炭灰外割混合すると,割裂引張強度において強度増進がみられた.
標準養生 40℃気中養生
③圧縮強度と割裂引張強度の関係は,材齢56日では,同等もしくは上回る値を示した.
④単位石炭灰量と脆度係数の関係は,高強度領域において,単位石炭灰量の増加により,脆度係数が上昇した.