石炭灰にはアルカリシリカ反応(以下ASR)の抑制効果があり、多くの研究がなされている。しかしながら、これらの研究は石炭灰の内割混合によるものが多く外割混合によるASR の抑制効果は必ずしも明らかになっていない。本研究では、ZKT‐206「コンクリートのアルカリシリカ反応迅速試験法」に準拠したASR 促進試験により、石炭灰外割混合コンクリートのASR 抑制効果に関して検討した。
図2.単位石炭灰量と静弾性係数の関係 図.3反応性骨材混入率と相対動弾性係数の関係
以上のことから、本研究において石炭灰は内割混合だけでなく外割混合することでもASR抑制効果があることが確認できた。