音波[sound wave]
- 音波は慣性と弾性をもった媒質の中をつたわるものである。
音波を伝搬している空間では、媒質粒子が平衡位置の前後に往復運動している。その往復運動すなわち振動は波動となって伝搬してゆく。その音の波動は媒質粒子の運動の方向が波動の伝搬方向と同じであり、これを縦波という。したがって媒質中には図のように、媒質粒子が集まって密になり圧力が上昇している点と、反対に疎になって圧力の下降している点とが交互に存在し、次々に伝搬してゆく。そのため、ある点では密部と疎部が交互にやってきて、圧力の上昇下降を繰り返す。これが伝わるので疎密波ともいう。
下の図は、音波が伝わっていく様子をアニメで表わしている。