残響を量的に表わすには残響時間(reverbevation time)を用いる。これは室内の平均エネルギ密度が定常の値から、60dB減衰するのに要する時間と規定されている。 残響時間Tは室の容積V(m3)が大きいほど長くなり、吸音する材料や物体が多いほど短くなるということをW. C. Sabine が見い出した。以下、簡単に一般的な残響式を整理しておく。