CHAP2.html

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一次元波動方程式と解

2.1 一般解

前項で一次元波動方程式
が求まったが、この方程式の一般解は、二階の常微分方程式だから2つの未定定数を持つ。そこで、C、Cを定数として、

Φ=Cj(ωt−kx)+Cj(ωt+kx)

を解と仮定し、波動方程式へ代入してみれば、これが解であることが確認できる。なおこの解の第1項はxの正方向、第2項は逆方向に進む波を表わしている。これを変形して、

Φ=(Acoskx+Bsinkx)ejωt

と書くこともできる。
ただし、

         A=(C1+C2),  B=−j(C1−C2