音源の指向性
 マイクロホン、スピーカのような空間内で用いられる音響機器では、音波の入射または放射の特性がその方向により相違することが多い。こうした、方向によるレスポンスの変化があること、またはその変化の様子をいう。

 指向性はその音響機器の大きさと音波の波長との関係に支配されるため、周波数の高低による変化が大きいので注意を要する。(音響用語辞典)すなわち特性に、方向による相違ある場合、指向性があるといい、逆に方向による相違がない場合、指向性がない(無指向性)という。

 例えば無指向性の音源とは、空間的にあらゆる方向に一様な強さの音波を放射する音源のことであり、指向性のあるマイクロホンとは、音の入射方向によって感度の異なるマイクロホンのことである。

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