騒音問題において音源の数、出力,位置が不安定で、騒音レベルが不規則で、しかも変動が激しい場合に遭遇する場合が少なくない。
このようなとき、問題にする地点の騒音レベルの分布から確率的に騒音レベルを扱う。
時間率騒音レベル (percentile level L1,L5 ,L10,L50,LA)
測定時間のχ%において、騒音レベルがそのレベル以上であるようなレベルを、χパーセント時間率レベルといい、Lχで表す。一般には、一定時間で測定した騒音レベル(例えば5秒おき50回─”50回法”)の累積度数曲線を描き、これが(100−χ)%を切る点として求められる。
L50は中央値であり、変動騒音の代表値として親しまれる。
L5やL10は変動の上位レベルを反映しており、一般の環境騒音の大きさややかましさと良い対応を見せる。
参考 Lx---最大騒音レベル理論 by Rylander
UP DATE 10/12/1996
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Faculty of Architecture,Departmant of Engineering,Kumamoto University.
Copyright (c) 1996 S.Nagatomo in Yano Laboratory.