3.5.3 床衝撃音レベルの評価(遮音等級)
空気音の遮音評価と同様に、床衝撃音の遮音評価もISO 717/2に下記のように規定されている。
1)図3.17の基準曲線をLn(LnまたはLn,0.5)の測定曲線に重ねて上下に移動し、基準曲線より測定値が上にはずれる値の平均が2.0dBを越えないような位置を求める。
2)その時の500Hzに対する基準曲線の値Lnw(またはL'nw)を'重み付き基準化衝撃音レベル'、そしてL'n,0.5,Wを'重み付き標準衝撃音レベル'とよぶ。
3)その時、基準曲線より上に8dB以上はずれる周波数があれば記録しておく。
ここでの問題点は標準衝撃音源が必ずしも適当でないということと、規格通りの測定は余りにも時間がかかり過ぎることであり、さらに、日本のみならず各国独自の測定法があって、国際統一は非常に困難のようである。
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